ビールを飲み過ぎて増える尿酸ってなに?

A.体の代謝によってうまれる老廃物です。

尿酸は普通は血液に溶けた状態で存在しますが、量が増えすぎると溶けきれずに腎臓や関節などに結晶化して貯まっていき、尿酸の値が7.0mg/dL以上になった状態を高尿酸血症といいます。男性は三十代から四十代、女性は閉経後に多いのが特徴で生活習慣病の一つです。症状は特にありませんが、長期間放っておいてしまうと痛風や腎機能障害、尿路結石などを引き起こす原因となってしまいます。

尿酸の元になっているがプリン体です。プリン体は人間の体を作っている細胞や食べ物の中に含まれています。特にビールをはじめとするアルコール、鳥レバーや白子あん肝などの内臓系、魚の干し物にも多く含まれているので食事の際には気を付けた方がいいでしょう。

尿酸を増やさない為には?

肉や魚を控え野菜や海藻の副菜をとるバランスの良い食事をこころがける。

水分を十分にとる事で尿酸を溶けやすくします。

アルコールは一日あたりビール500mL、日本酒一合、ウイスキーなら60mLを目安にし、お酒を飲まない休肝日を作る。

週三回以上の有酸素運動(ウォーキング、サイクリング、スイミング等)をやるといいのですが、無酸素運動や過度な運動は逆に尿酸値を高くする恐れがあるので避ける。

服薬での治療も可能ですが、服薬するとその楽さからアルコール量を減らさなかったり食事にも気をつかわない方が多く、生涯薬に頼ってしまうかたが大半との現場医師の意見もあります。

夏場は特にビールなどアルコールを多くとってしまいがちなので気を付けていきたいものです。

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