税金額の計算

7月、四半期が終わった頃に区市町村によっては違う箇所もあるだろうが、今年徴収される税金の額が決定される。

とある市の徴収額の決定方法を記述してみよう。4月から6月までの個人の収入額(額面)が役所の担当課から税務を担当する課にデータが渡り、それを大体の区市町村が導入しているメーカー卸しのシステムに取り込んでいくのだが、データが膨大なので一昼夜かかったりする。取り込んだデータとシステムに税率などを使って全市民の徴収額が決定され市全体の税収額が出力される。

それで終わりと思われるだろうが、出力された税収額と前年に確定している税収額とを比較して同じぐらいかどうかをチェックする。同じぐらいであれば確定するのだが、微妙ならば再計算を実施する。大体が再計算が必要となり更に一回で数時間が必要になるので、7月の三連休を使用して対応される。連休前の金曜日閉庁後から祝日の月曜日の昼ぐらいまでかかってしまうのが通例である。大体の合計額について課長クラスのOKを貰えなければ何度でも再計算をおこない額を調整していく。その後、無作為に納税者を抽出して収入額と予定納税額が間違っていないかを税務担当者が電卓を使用し手作業でチェックする。それで間違いがなければ納税額が確定となる。しかし、チェックしても極まれに額が違う方がいる。原因は前年と大きく収入額が違っていたりした場合である。収入は減ったのに税金が高いままといった方は一度役所に足を運び担当部署に確認して貰う事をオススメする。

上記の流れに該当しない役所も多くありますので参考までにして貰えればと思う。

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